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川口分店/1470年創業の老舗が破産申請

2011年06月22日 / 経営

東京商工リサーチによると、長崎で食品スーパーを展開する川口分店(五島市栄町6-9)は4月18日付で、弁護士に一任し破産申請の準備に入った。負債総額は約1億2000万円の見込み。
室町時代の1470年(文明2年)に創業した老舗で、九州・沖縄地区では最古の業歴(東京商工リサーチ調べ)を有していた。
創業当初は塩田を経営していたが、その後時代環境に合わせ業務を変更、近年ではスーパーとして五島市末広町1-7で「まるかわストアー」の店名で営業していた。
しかし、人口流出が続き需要が減少している同地域で、大型店やドラッグストアの進出などがあり競合が激化。業績は低迷し、近年売上は2億円台と一時期に比べ半減、赤字により債務超過となっていた。
4月末頃店舗を閉鎖していた模様で、再度の資金ショートを起こし、5月12日行き詰まりを表面化していた。

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