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楽天/ケンコーコムを子会社化

2012年05月17日 / 経営

楽天は5月17日、ケンコーコムと資本業務提携し、子会社化すると発表した。

ケンコーコムは健康関連のEコマース業界における競争力向上のためには財務基盤の強化が必要であり、楽天に対する第三者割当増資を実施し、楽天はケンコーコムの親会社となる。

楽天を割当先として普通株式2万7706株(本第三者割当後の所有議決権割合40.75%、発行済株式総数に対する割合40.48%)を発行し、楽天は6月19日、第三者割当により発行する株式を全て引き受ける。

なお、楽天の子会社RSエンパワメントが7480株を保有しており、楽天グループでの所有議決権割合は51.75%となり、取締役4名を送り込む。

第三者割当によるケンコーコムの調達資金は、15億2225万758円で、物流拠点の拡充に6億7000万円、システムの整備・更改費用として5億5000万円、海外事業における投資等として2億8000万円を充当する。

楽天はEコマース業界における知見を有し、インターネットユーザーへの知名度・楽天市場における集客力とケンコーコムが培ってきた物流システム・顧客サービスのノウハウを活用することによって、両者の強みを活かした新たなEコマース事業を展開する。

今後、ケンコーコムとの間で健康関連商品の販売拡充、物流インフラとシステムの効率化に向けた取組み、海外業務展開の可能性と医薬品のネット販売の強化等についての協議する。

楽天市場では、他の出店店舗企業との関係に変更はないとしている。

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