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イオン/グループの統合基盤システムにIBMを採用

2012年09月06日 / IT・システム経営

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日本アイ・ビー・エムは9月6日、グループの統合基盤システムとして、IBM Power Systemsサーバー「IBM Power770」2台に仮想化統合したと発表した。

イオンアイビスがサポート業務を担うイオングループの生鮮食品の発注システムなど、グループ企業や業務ごとに分散していた6台のサーバーを統合したもので、6月末から稼働を開始した。

統合基盤システムは、イオングループで扱う生鮮食品の発注計画や発注システム、プライベートブランド「トップバリュ」の在庫管理業務、物流管理業務、輸入管理業務などのシステムを移行し、統合した。

移行に際して、グループ各社のIT最適化の視点から、応答時間の向上や業務処理量の増加にも柔軟に対応できる高い性能、障害時でも業務を停止させない高い可用性、運用管理まで含めたITコストの削減といったシステム要件を実現した。

新しく構築した統合基盤システムは、イオングループ内の国内約20社、500以上の店舗と商品部員を対象に、約1000人以上が利用する。

生鮮食品の発注計画業務や店舗発注業務、在庫管理業務、物流業務など、複数台のサーバーを2台に仮想化統合して処理することで、サーバー設置スペースが従来の半分以下になっただけでなく、消費電力も低減でき、より低コストなシステムとなった。

サーバー統合すると同時に、IBMのリモート監視サービスも採用したことで、運用管理コストは約50%削減できたという。

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