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コロワイド/レインズとの相互補完関係を強化

2012年11月09日 / 経営

コロワイドは11月9日、レックスホールディングスグループ化の目的と今後の展望を発表した。

それによると、レインズインターナショナルとコスト・イズを含むレックスHDは、自社の競争力に加え、コロワイドグループと高い親和性・シナジーが期待されることからM&Aを実施したという。

レインズは、主要4業態として、牛角・しゃぶしゃぶ温野菜・かまどか・土間土間を展開・運営するが、これら業態は各々の分野において、高い競争力を有している。

コロワイドグループと合算すると(FC含む)、居酒屋業態とレストラン業態の各店舗数が4:6になるという点において、ドミナント出店やレストラン業態の充実を進めるグループ戦略と高い親和性があるという。

特定の店舗立地において、需要を喚起し、売上の極大化を図る観点からは、リニューアル・業態変更が有効な手段となるが、コロワイドグループとレインズの業態を相互に融通することで、業態変更の選択肢を増やし、当該立地に最適な業態を展開できる。

従来、コロワイドグループは、直営店舗を中心に展開していたが、グループの既存業態の中には、イタリアン専門店のラ・パウザのように、オペレーションを簡素化することで、FC展開が可能になると考えられる業態がある。

レインズが有するFC全般に関する高度な経験・ノウハウを活用することで、グループ既存業態のフランチャイズ化・FC展開が可能になる。

今後、レインズとコスト・イズを含むレックスHDとの仕入・マーチャンダイジング機能におけるシナジーを最大化し、レックスHD(子会社含む)の本部機能を合理化することで、コスト競争力を高める計画だ。

想定されるシナジーとしては、2015年3月期には20億円程度(両社合算)の収益改善を期待しているという。

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