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ファーストリテイリング/米国デニムブランドを約3億ドルで子会社化

2012年11月30日 / 海外経営

ファーストリテイリングは11月30日、米国のJ Brand Holdings,LLC(J Brand)を子会社化すると発表した。J Brandは、米国を拠点にプレミアム・デニムを中心に展開するコンテンポラリーブランド。

発行済み株式の80.1%を既存経営陣から、約3億ドルで取得する。残りの株式は、J Brand Holdingsの経営陣が保有し、ブランド設立者のJeff Rudes(ジェフルーズ)氏を始めとする既存の経営陣が引き続き経営にあたる予定だ。

J Brand Holdingsは米国ロサンゼルスに本社を置く、メンズ、ウィメンズのプレミアム・デニムを中心に展開するリーディングカンパニーで、2005年にJeff Rudes氏(現CEO)が設立した。

「独自のデニム素材を開発し、ミニマルで洗練されたデザイン、美しいシルエット、フィット感の良さが高い支持を得ている。JBrandは、コンテンポラリーブランドのカテゴリーでは世界でも有数のブランドとして、事業基盤が確立している」(同社)。

主にウィメンズのプレミアム・デニムには定評があり、世界20カ国以上で2000以上の有名百貨店、セレクトショップで販売され、J Brand Holdingsの2011年12月期の売上高は約1億2400万ドル(約100億円)で、高収益企業という。

J Brandの子会社化で、アフォーダブルラグジュアリー分野でブランドポートフォリオを拡大する。プレミアム・デニムの分野で卓越したノウハウを有しているJ Brand Holdingsをグループ企業に持つことで、グループブランドのデニム商品の開発を強化し、米国におけるファッションの重要拠点であるロサンゼルス発のブランドを獲得することにより、自社のプレゼンスを強化するという。

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