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飲料メーカー/賞味期限を年月日から年月表示へ

2013年02月25日 / 商品経営

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飲料メーカー各社は2月25日、清涼飲料の賞味期限の一部について、年月日表示から年月表示への移行を決めた。

賞味期限が1年を超える商品から移行開始し、1年以下で3か月を超える商品も段階的に移行する方向で検討する。

<賞味期限表示のイメージ>

賞味期限の表示方法を業界内で各社標準化し、漢字表記とする(○年○月)。

対象商品は、販売ボリュームが大きく、プロジェクト参加のメーカー各社が共通して扱いのある品種(国産水、国産ミネラルウォーター、2Lペットボトル)を選定した。

商品名は、アサヒ飲料「アサヒおいしい水」、伊藤園「磨かれて、澄みきった日本の水」、キリンビバレッジ「キリンアルカリイオンの水」、サントリー食品インターナショナル「サントリー天然水」、日本コカ・コーラ「森の水だより」。

2013年5月以降メーカー製造分より順次切り替え予定で、今後、国産水、国産ミネラルウォーター小容量(500ml前後)、その後、その他の清涼飲料について検討する予定。

効果として、賞味期限をもとに配送や保管、店陳を日別に管理していたものを、月別に管理することで、サプライチェーン上の環境負荷(物流拠点間の転送、転送によるCO2排出等)や非効率(物流倉庫の保管スペース、店頭の先入先出作業等)を軽減できる。

また、分かりやすい賞味期限表示とする。

消費財流通業界の企業が主体となって2011年8月に立ち上げた日本TCGFで、賞味期限・使用期限表示について検討していたもの。

現在、加工食品の賞味期限表示は、食品衛生法などの関連法規やガイドライン等に基づいて各社が設定してるものの、賞味期限を日別で管理していることにより、製配販3層における商品管理の非効率や物流上のCO2排出を招いている。

今回、清涼飲料に表示する賞味期限の一部について、日本TCGFのプロジェクト参加各社で決定を受け、公表したもの。

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