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ヤフー/商店街でTポイントを活用した地域活性化

2014年05月15日 / トピックス店舗経営

ヤフーとTポイント・ジャパンは5月18日、東京都世田谷区祖師谷の3つの商店街で、「Tポイント」を用いた地域活性の取り組みを開始する。

<取り組みの一例>
20140515yahoo

小田急線祖師ヶ谷大蔵駅周辺の3つの商店街(祖師谷みなみ商店街、祖師谷商店街、祖師谷昇進会商店街)で構成する、通称「ウルトラマン商店街」に「Tポイント」を導入し、集客に課題を抱える商店街の活性化につなげるもの。

同時に、祖師谷周辺の3商店街をモデルケースとして、「Tポイント」を活用した地域活性化のビジネスモデルの構築のため、Tポイント・ジャパンとYahoo!JAPANが地域商店街と連携する初の試みとなる。開始当初の提携店舗数は41店で、順次拡大する予定。

「Tポイント」導入に賛同した各店舗に「Tポイント」専用端末「T-UNIT3」を設置し、商店街利用客が「Tカード」を提示して買い物をすると「Tポイント」が貯まって使えるほか、さまざまな特典が得られる仕組みを提供する。

祖師谷商店街の近隣在住で「Tカード」を有する会員が、他の地域と比べて多いため、「Tポイント」を活用した地域活性モデルの検証に、祖師谷商店街が最適であると判断したという。

今回、Yahoo!JAPANは、取り組みをより充実したものとするために、新たに商店街向けのスマートフォンアプリ「Y!トクfromYahoo!JAPAN(仮称)」を開発し、7月1日に提供を開始する予定だ。

商店街利用客はアプリをインストールすることで、「Tポイント」を貯めるごとに「くじ」をひけたり、プレゼントがもらえる「スタンプ」を得られる予定。

インストールしたアプリは、「くじ」や「スタンプ」を得るために都度起動する必要がなく、「Tカード」を提示しての買い物の際に、自動で利用者のアプリに反映する仕様とする。

店舗は利用客の来店や来店実績をもとに、アプリを通じてイベント情報やクーポン、セール情報を発信できるようになり、タイミングを逸することなく効率的な集客が見込めるという。

今後、利用客の買い物体験をより充実させる手段として、近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様のひとつであるBLE(BluetoothLowEnergy)を応用した販促施策等を検討しており、同技術を商用化するための実験も行う計画だ。

■プロモーションページ
http://biz.points.yahoo.co.jp/promo/soshigaya/

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