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ワタミ/自社農場を1000ヘクタールへ拡大

2014年06月26日 / 経営

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ワタミグループは6月26日、2020年までに、自社農場を1000ヘクタール規模に拡大すると発表した。

自社で使用する有機野菜・特別栽培の野菜の使用比率を現状の約60%から全量に引き上げること、将来の農業の担い手不足の一つの解決策である企業の農業進出を促すことを目的に、農地の取得と農業生産法人との連携を推進する。

グループの年間での野菜使用量は約4700トンとなっており、その内の約20%にあたる約1000トンの有機野菜をワタミファームで生産し、約40%にあたる約1900トンの有機野菜・特別栽培の野菜を契約農家から調達している。

2002年に有機農業に参入し、農業生産法人ワタミファームは、北海道から九州まで全国12か所に約800ヘクタールの規模で有機農業、畜産・酪農事業を展開している。

今後、グループ内での有機野菜・特別栽培の野菜の取り扱いを全量にするには、200ヘクタール以上の圃場が必要となり、生産性の向上と契約農家の増加に加えて、「優良な農地の取得」や「農業生産法人との連携」を推進しなければならないという。

ワタミファームは2002年から千葉県山武市で有機農業を営み、2004年同県白浜市、2005年同県佐原市にそれぞれ農場を開設し、2011年には千葉県山武市に隣接する富里市で北総集荷センターを開設し、近隣の農家の農作物の集荷業務を担うなどの活動をしてきた。

6月23日には、千葉県富里市の農業委員会の承認を得て同市内で1500坪(0.5ヘクタール)の農地を新たに取得した。富里市の新たな農場では、レタス類、大根・人参の根菜を季節に合わせて収穫し、自社に供給する予定だ。

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