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イトーヨーカ堂/茨城県筑西市に農業会社設立、初年度60トン収穫

2010年09月01日 / 商品経営

イトーヨーカ堂は9月1日、農業事業会社「セブンファームつくば」を茨城県筑西市に設立した。

「セブンファームつくば」は、「セブンファーム」(100%出資子会社)と、「農事組合法人つくば農業生産組合」、「農業法人有限会社アグリクリエイト」の3者による共同出資で設立する事業会社。

同社は、食品リサイクルを主軸とした「環境循環型農業」を推進しており、「セブンファームつくば」は千葉県内(セブンファーム)に次いで全国2か所目となる。

<環境循環型農業の仕組み>
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同社は2008年8月、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、食品リサイクルの向上と地域農業の活性化を目的に、セブン&アイグループ初の農業生産法人「セブンファーム富里」を設立した。

直営農場の面積や栽培品目、収穫量とも拡大し、2009年度(1~12月)通期での事業黒字化を達成したことで、2013年2月末までに全国10ヶ所への拡大を計画している。

<セブンファームつくばの概要>
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セブンファームつくばの概要
代表者:代表取締役恵本芳尚(兼イトーヨーカ堂青果部シニアマーチャンダィザー)
出資構成:(株)セブンファーム85%、農事組合法人つくば農業生産組合10%、農業法人有限会社アグリクリエイト5%
筑西市での取り組み概要
農地面積:約1.5ヘクタール(1万5000㎡)
生産者つくば農業生産組合ほか、協力農家6名
栽培品目:レタス、小松菜、水菜、ジャガ芋、ナス、カボチャ、トウモロコシなど露地野菜を中心に10品目程度
収穫量:60トン(初年度計画)
販売店舗:茨城県内のイトーヨーカドー全店(古河店、竜ヶ崎店、日立店、土浦店)

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