日本政府観光局は11月19日、10月の訪日外客数が、前年同月比37.0%増の127万2000人だったと発表した。
10月として過去最高であった2013年(92万9000人)を34万3000人上回っただけでなく、2014年7月の127万人を上回り、年間を通じた単月としての過去最高を記録した。
1月から10月の累計が1100万9000人となり、2013年に記録した年間の過去最高(1036万4000人)を上回った。
10月は例年訪日旅行者数の多い時期だが、円安による割安感の浸透や、消費税免税制度の拡充、大型クルーズ船の寄港、秋のチャーター便の就航、大型国際会議の開催、中国・国慶節休暇中の集客を狙ったプロモーションや、各市場において紅葉の魅力を集中的に発信したことにより、単月過去最高の記録につながった。
市場別では、主要18市場すべてで前年同月比2ケタ増の好調な伸びとなり、ロシアを除く17市場が10月としての過去最高を記録した。
ドイツは単月としても過去最高を記録した。中国、ベトナムに続き、1月から10月の累計で、台湾、タイ、マレーシアが年間の過去最高を上回った。
1月から10月の累計で1100万9000人となり、年間では1300万人前後になる見込み。