サミット/東京都足立区に「ららテラス北綾瀬店」オープン、サラダ売場を最大規模に
2025年06月23日 16:29 / 店舗レポート
サミットは6月24日、東京都足立区に「サミットストア ららテラス北綾瀬店」をオープンする。23日にはメディア向けに内覧会が開かれた。
三井不動産が同日オープンする商業施設「ららテラス北綾瀬」の核テナントとして1階に出店。東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」直結の場所に立地する。
商圏世帯数は半径500mで約5800世帯、半径1kmで約2万5400世帯、半径1.5kmで約5万4200世帯。競合店舗は1km圏内には3店舗(ベルクス・ワイズマート・西友)あり、2km圏内まで広げると12店舗ある。
サミットでは初年度売上高39億1000万円(日商は1074万3000円)を計画する。
「ららテラス北綾瀬店」は新たなストアデザインを施した。
服部哲也社長は「内装については我々が大切にしている『生きる糧を分かち合う店』という理念や『サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする』という事業ビジョンをデザインに落としこんだらどうなるだろうと取り組んだ。これが完成ではないが最初の導入店舗になる。店舗内装のブランディングにつなげる第一歩」と説明。
特徴としては、店舗の柱にサミットマークの3本線をモチーフにしたほか、「Everyday Summit!(エブリデー・サミット)」という言葉を入れた。「お客様と従業員に向け、お客様が買物されているのがサミットであり、従業員もサミットで働いているんだと認識してもらうようシンボリックなデザインにした」(服部社長)。
また、今回から部門名を英語表記から「青果」「精肉」「総菜」「ベーカリー」など日本語表記にした。
青果では、即食・簡便商品を引き続き強化し、同社最大規模のインストアサラダやカットフルーツを提供する。インストアサラダやカット野菜、カットフルーツについては通常13アイテム程度だが、新店舗では18アイテムに拡充する。
服部社長も「店において商品や商品を作るコーナーはすごく重要。そこを際立たせて伝えていきたい。その意味では当社の名物とも言えるフレッシュサラダのようなものはもっとアピールできるような売場設計を考えて、完成度を高めたい」と述べる。
鮮魚ではおさかなキッチンコーナーで生鮮魚の販売を実施するほか、レンジアップ商品やフライパン調理の品ぞろえも強化する。
精肉では、焼肉コーナーの充実を図る。これまではステーキに寄りがちだったが、新店舗ではセットや盛り合わせなど地域一番の焼肉売場を目指す。
総菜では、アジアン・エスニックメニューを7、8アイテムをそろえるが、一気に展開せず曜日を変えて販売する。だし巻玉子はフレーバーを増やして展開し、店内手作りのおにぎり、寿司などを販売していく。
冷凍食品では、700SKUを品ぞろえする。今回初めてベビーフードを投入したほか、ご当地アイスは40アイテムをそろえる。また、韓国メニューも充実させた。
「素材をそのまま」「サミットオリジナル」などのオリジナル商品については、スペースを確保して訴求を強化し顧客に伝わるような売り方を実施していく。
■サミットストア ららテラス北綾瀬店
所在地:東京都足立区谷中4-8-1
TEL:03-3620-0921
売場面積:2155m2(652坪)
バックヤード面積:1132m2(342坪)
駐車台数:約200台(施設共用)
駐輪台数:約600台(施設共用)
レジ台数:25台(セルフ精算レジ5台、セルフレジ20台)
営業時間:9時30分~22時30分 ※ 6月24日は10時開店
取材・執筆 比木暁
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