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訪日外国人客/7月は51.0%増の191万人、過去最高

2015年08月19日 / トピックス

日本政府観光局は8月19日、7月の訪日外客数が、前年同月比51.0%増の191万8000人だったと発表した。これまで7月として過去最高だった2014年の127万人を64万8000人上回った。

今年4月の176万5000人をも上回り、年間を通じた単月としての過去最高を記録した。

1月から7月までの累計は早くも1000万人を突破し、1106万人となった。

夏の旅行シーズンに向けた訪日プロモーションが需要を喚起したほか、航空路線の拡大、クルーズ船の大幅な寄港増加、ボーイスカウトの世界大会である「第23回世界スカウトジャンボリー」(山口市きらら浜)の開催、近年の査証免除や要件緩和、昨年10月からの消費税免税制度の拡充による買い物需要の拡大などが増加要因となった。

市場別では、中国が、前年同月比105.1%増の57万7000人と、全市場を通じて単月最高を記録。台湾、香港、インドネシアも単月として過去最高を記録した。

その他の市場では、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの15市場が、いずれも二桁の伸びを見せ、7月として過去最高を更新した。

8月は、東アジア市場からの大型クルーズ船の寄港、MERSにより運休・減便されていた日韓航空路線の運航再開などが、夏休みシーズン後半の送客拡大に大きく貢献する見込み。

また、東南アジアでは、シンガポールの建国50周年の連休(8/7-8/10)やフィリピンのニイノ・アキノ記念日及び英雄の日による連休(8/21-8/23、8/29-8/31)により、旅行需要の増加が期待されると分析している。

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