ワコールHD／子会社のルシアンを再編

2014年11月28日／経営

ワコールホールディングスは11月28日、子会社のルシアンを再編すると発表した。

現ルシアンがその事業を新設会社である新ルシアンに継承させる会社分割を行い、現ルシアンは「ルシアン京都」に商号変更のうえ、ワコールHD子会社のワコールを存続会社、現ルシアン（ルシアン京都）を消滅会社とする吸収合併を行う。

グループでは3か年中期経営計画（2013年～2015年度）に沿って、主力事業会社であるワコールを中心に、多様化する国内レディスインナー市場への対応による売上シェアの拡大と、レディスインナー事業以外の事業体制整備、また海外事業の積極的な展開による成長力・収益力強化に取り組んでいる。

国内インナーモデレート市場に強みを持つ現ルシアンの商品開発力や販売ノウハウは、グループの展開する国内レディスインナー市場の拡大には欠かせない要素となっており、今後更なる有効活用を図る。

今回の組織再編により、新ルシアンは、現ルシアンの全事業を承継し事業会社に特化することにより、その機能を向上させ、国内インナーモデレート市場でプレゼンス強化に努める。

一方、現ルシアンには一部の資産、負債などが残ることから分割に引き続き合併を実施し、グループ経営資源の集約と重複業務の削減を進めることで、より一層効率的な管理、運営を目指す。

ルシアンの2013年3月期の売上高は116億4600万円、営業利益2800万円、経常利益2億3400万円、当期利益2億2500万円だった。

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