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島忠/PC1100台の統合管理システム導入

2014年12月30日 / IT・システム経営

島忠は、PC統合管理基盤として、ヴイエムウェアの「VMware Mirage」を導入した。

<島忠/VMware Mirage運用イメージ>
島忠/VMware Mirage運用イメージ

VMware Mirage導入により、全国約70拠点、1100台の業務PCを本部から一元的に統合管理することが可能になり、迅速な障害対策、運用負荷の軽減、永続的な安定稼働といった従来からの課題を一気に解決して、顧客サービス品質の向上を実現した。

導入効果として、IT運用負荷を大幅に削減、PCリカバリ時間を従来の10分の1に削減、業務システムの安定稼働により顧客サービスレベルを維持・向上を実現した。

島忠では、約70拠点1100台の業務PCの管理を初めとしたIT関連業務を数名の情報システム室要員で担当しており、業務システムの安定稼働と情報システム室の負荷軽減が大きな課題だった。

特に全国に点在する拠点の業務PCは、問い合わせ対応やカード決済、会計処理など、御客様対応に直結する業務基盤であり、運用管理体制の充実が求められてた。

本部から効率的に業務PCを管理する手法、体制を検討していく中で、リモートでのPCの統合管理や自動バックアップ機能に加え、マイグレーションなどにも対応するVMware Mirageの汎用性の高さが評価され導入が決定し、双日システムズが設計と導入を支援した。

業務PCの管理業務の中でも、従来は障害発生時に情報システム室要員が各拠点まで足を運ぶ必要があったPCリカバリ作業は、VMware Mirageの自動バックアップ機能により、保存されたPC全体のスナップショットからデスクトップをすぐにリストアすることで、従来の「10分の1以下」の時間で復旧が可能となり、大幅な管理負荷の軽減を実現した。

今後の展開では、バイヤーが使用するモバイルPC内の契約書類や交渉内容など、重要なデータについても、VMware Mirageの自動バックアップ機能で確実に保存し、万が一モバイルPCに障害が発生した場合でも、短時間で復旧できる環境を構築し、BCP対策を強化するように島忠では計画している。

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