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ユナイテッド・スーパーマーケット/3か年で680億円投資

2015年04月06日 / 決算経営

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは4月6日、中期経営方針を策定した。

2018年2月期の業績目標は、売上高7200億円、営業利益160億円、ROE6.0%、店舗数550店舗、3か年の累計投資額680億円を見込んでおり、その内新店投資として320億円を投じる計画。

マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東3社の統合シナジーにより、新たな価値創造を「Health(健康)」、「Community(地域社会)」、「Value(価値)」の 3 つの視点から具現化する。

<グループシナジー効果実現委員会の概要>
グループシナジー効果実現委員会

グループ全体で、組織的にシナジーを最大化するため、純粋持株会社のU.S.M.Hにグループシナジー効果実現委員会を設置し、各種プロジェクトを推進する。

戦略として、新たな商品価値の創造ついて、NB 商品・海外商品の共同調達、首都圏のニーズに合わせたSM仕様の商品開発、効果と効率を最大化する生鮮加工センターの設立、出店戦略を見据えた共同複合センターの設立、既存センターの共同利用による納品体制の最適化、顧客満足を高める定期的な共同販促を実施する。

新たなサービスの創造として、マーケティング分析情報の共有化、効果を最大化する決済機能の導入、インバウンド需要の取込み、首都圏の店舗網を活用したオムニチャネルの推進、地域に根差した新たなサービスの提供、環境社会への貢献に向けた事業の推進を取り組む。

次世代を担う人財の育成として、SMに必要な教育体制の構築、経営幹部育成の為の能力開発、人財交流を進める。

経営効率の改善として、情報の共有化と資材等の共同調達によるコストの抑制、各種契約内容の精査と集約、既存センターの共同利用と情報共有による効率化、店舗運営におけるトータルオペレーションコストの最適化、間接部門の機能集約を行う。

なお、2016年2月期の業績予想は売上高6600億円、営業利益120億円、経常利益122億円、当期利益50億円を見込んでいる。

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