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銀座コージーコーナー/本部・店舗間のコミュニケーションツール、成功導入事例

2015年05月29日 / IT・システム店舗経営

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銀座コージーコーナーは、本部・店舗間のコミュニケーションツール「Shopらん」(ドリーム・アーツ)を直営約200店舗(2015年5月現在)に導入し、店舗と本部の業務効率化を推進している。

<本店外観>
銀座コージーコーナー

同社は、首都圏を中心に全国約450店舗のスイーツショップを展開しており、新規商品の紹介や、新規客・リピート客の獲得のため定期的にフェアやイベント等を開催しているが、店舗運営に伴う業務連絡が本部・店舗間で1店舗あたり年間1720件。1日あたり約4.7件もやりとりしていた。

この大量の業務連絡を各店舗にわかりやすく整理して発信し、抜け・漏れを防いで、徹底度と運営効率を高めることが必要であり、業務の効率化とスピードアップを目的として2013年4月にスタートした「店舗システムプロジェクト」の中でも、「本部⇔店舗間のコミュニケーション」として、解決すべき課題の一つに挙げていた。

<店頭>
店内

受け手である店舗に情報をわかりやすく整理してから発信するという仕組みをプロジェクトで検討したところ、既存のグループウェアでは実現が難しいことがわかり、新たなツールの候補として挙がったのが、ドリーム・アーツの「Shopらん」である。本部と店舗の業務効率化を同時に実現できるという判断のもと、採用に踏み切った。

本番稼働は2013年10月。銀座コージーコーナーの直営店全店(約200店舗)に導入した。

導入前に全店長への操作説明は実施したところ、画面構成がわかりやすく、直観的に簡単な操作で文書が表示できる使い勝手の良さもあり、店舗スタッフにも混乱なく受け入れられて、「使いにくい」という声はあがっていないという。

導入後の効果としては、店舗においては期限が明確、かつ、画像を多用したわかりやすい業務連絡を発信することで、必要な業務を計画的に実施できるようになり、期限が近づくと教えてくれるので、抜け・漏れもなくなっているという。

また、「業務アプリ」を実装しているので、店舗間でのスタッフの「ヘルプ依頼」や欠品商品や余剰商品を融通しあう「店間移動」、備品や販促物を本部に発注する「申請依頼」等の様々な手配業務の効率化に繋がっている。

本部では、「アンケート機能」の活用により、従来はExcelファイルを各店舗に送って回答を求めていた調査等の集計作業が大幅に軽減。結果もすぐに確認できることから、判断のスピードアップにも結びついている。

<集計機能利用イメージ>
集計機能利用イメージ

さらに、十数店舗のマネジメントを担当するエリアマネジャーも、スマートフォンで店舗宛の業務連絡を確認したうえで、タブレットPCから個店にあわせて追加指示を出したりと、移動時間の有効活用や仕事の進め方も変化しつつある。

今後も業務連絡のレベルアップと件数削減を図りつつ、店頭でのタブレットPC活用等を進めることで、より高いレベルでの効率化と情報化を推進し、各店舗の運営の強化を目指す計画だ。

■銀座コージーコーナー導入事例詳細
http://shoprun.jp/cases/cozycorner

■問い合わせ
ドリーム・アーツ
らん事業部
https://shoprun.jp/inquiry

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