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イートアンド/太陽のトマト麺でFC募集を強化

2015年06月05日 / トピックス商品経営

イートアンドは、ラーメン業態の「太陽のトマト麺」でフランチャイズ募集を強化する。今期のラーメン業態の出店計画は11店で、うち6店は「太陽のトマト麺」を計画する。

写真1<塩レモン&カマンベール仕立てのバジチキトマト冷麺>
塩レモン&カマンベール仕立てのバジチキトマト冷麺

残り5店は直営店を出店する予定で、「太陽のトマト麺」のほか、新業態を出店する予定だ。

イートアンドのラーメン業態は「よってこや」が発祥となる。「よってこや」は、京都の伝統的な醤油とんこつラーメンをベースにした「鶏ガラとんこつラーメン」を主力メニューとする。

「よってこや」の主要顧客の年齢が上がり、こってりとしたスープが苦手など、健康志向のお客が増えたことに対応して開発した業態が「太陽のトマト麺」となる。

「太陽のトマト麺」は、鶏パイタンスープをベースに豆乳を練り込んだ細麺のメニューが特徴のトマトラーメン専門店。現在、首都圏を中心に22店を展開する。

写真2<太陽の濃厚海老トマつけ麺>
太陽の濃厚海老トマつけ麺

毎年、春夏秋冬に合わせ、季節限定メニューを投入しているが、今年は、フランチャイズ募集を強化する上で、分かりやすくインパクトのあるメニューが必要と考えメニュー開発をした。

6月3日~8月31日、「塩レモン&カマンベール仕立てのバジチキトマト冷麺」(790円)を投入する。ジェノベーゼソースとトマトソースを合わせた、暑い夏にぴったりな清涼感のあるトマト冷やし麺で、オーダー率11%を目標とする。

アンテナショップ的店舗として出店した「太陽のトマト麺新宿東宝ビル店」では、店舗限定メニューとして、通常の麺に、濃厚えび出汁トマトスープを添えた「太陽の濃厚海老トマつけ麺」(980円)を6月下旬から展開。

デイナー限定だが、太陽のトマト麺としては初の通年メニューとして、つけ麺を展開する。観光客を含めさまざまな客層が来店する、新宿東宝ビル店での売れ行きを検証し、他店での、つけ麺メニューの展開を検討するという。

写真3<大葉とみょうがの炙り肉冷やし中華>
大葉とみょうがの炙り肉冷やし中華

「よってこや」では6月2日~8月31日、「大葉とみょうがの炙り肉冷やし中華」(790円)を販売。オーダー率10%を目標とする。

イートアンドでは2012年から、ラーメン業態の新業態開発を担うブランドとして「ねかし」を展開。2014年11月にオープンした「四代目ねかし」では、通年販売のヒット商品を目指し「山葵がキレる肉そば粋」(860円)を投入する。

写真4<山葵がキレる肉そば粋>
山葵がキレる肉そば粋

今期の出店計画では、五代目、六代目の「ねかし」業態を計画しており、新しいメニューを軸に実際に店舗を出店することで、次のヒット業態を開発したいという。

全ての業態で、メニュー開発の視点は、いままでにない驚きのある味わいを目指した。従来と同様に、素材軸を生かしつつも、これまでにない要素を加えることで、まったく新しい味わいを目指した。

「山葵がキレる肉そば粋」では、ラーメンのスープにわさびを混ぜる提案をしており、競合他社にない味わいを生み出したという。

「太陽のトマト麺」は、トマトラーメン専門店という業態自体が珍しく、店舗数も少ないため、東京都内でのブランド認知度が35%程度だった。インパクトのある季節限定メニューを投入することで、話題性を喚起し、トマトラーメンを体験したことのない新しいお客を開拓する狙いだ。

インパクトのあるメニューはお客を呼ぶだけでなく、フランチャイズを検討するオーナーにもアピールできる要素になるという。

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