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クリスピー・クリーム/コンビニとは異なる付加価値で市場拡大

2015年07月21日 / 経営

クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは7月22日、羽田空港第2旅客ターミナルマーケットプレイス地下1階の「Mercedes me Tokyo HANEDA」内に「Mercedes me Tokyo HANEDA店」をオープンする。

<岡本社長>
岡本社長

オープンに先駆け21日、同店で開かれた内覧会で、岡本光太郎社長は「今年はコンビニのドーナツが全国的に本格展開され、ドーナツ戦争元年とも言われているが、市場拡大のチャンスととらえている。ドーナツ自体の話題が増えることで、当社も市場を拡大したい」と語った。

コンビニとの商品の違いについては、「価格帯が異なり、同じドーナツでも住み分けができる商品だ。全国に数万店の店舗網があるコンビニは、日常的に気軽にドーナツを提供する。当社は、友人や家族との集まりなどで楽しむ、手の届く、ちょっとしたハレの日を提供する」と答えた。

コンビニのドーナツは100円を中心とした価格帯だが、クリスピー・クリームでは200円前後を中心とした価格帯の商品を提供している。

「当社には、ドーナツとコーヒーを通じて、喜びを提案するという理念があり、ドーナツが持つワクワク感を提供する。家庭に持ち帰っても特別感のある商品力がある。店舗の雰囲気、接客サービスを含め、ブランドのファンを作ることが重要だ。コンビニは利便性が強く、ファンとして利用している面は弱い」と語る。

今年の出店については「まずは接客を含め、既存店を強化する。新規出店では、顧客の声に耳を傾けたい。都内でもあってもまだ、店舗が不足している地域もある。北海道や仙台といった未進出の地域も可能な限り対応したい」と述べた。

Mercedes me Tokyo HANEDAは、メルセデス・ベンツの新ブランド情報発信拠点で、今回はメルセデス・ベンツ日本とコラボレーション店舗として出店した。

クリスピー・クリームが空港内に出店するのは初めてで、他ブランドとのコラボレーションも初めて。未進出地域もある中で、全国から人が集まる東京の玄関口である羽田空港に店舗を出店することで、全国的なブランド認知度の向上も図りたいという。

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