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すき家/9時から牛丼並盛290円で販売

2015年09月29日 / トピックス商品店舗経営

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すき家本部は9月29日午前9時、牛丼並盛を290円で販売する秋の肉祭りを開始した。

<秋の肉祭り>
秋の肉祭り

通常価格350円の牛丼並盛を60円引きの290円で、10月8日午前8時まで販売する。期間中は、牛丼メニューが全品60円引きとなる。

<報道各社も注目>
報道各社も注目

キャンペーン開始前には、東京都港区の「すき家港南二丁目店」に、在京キー局などのマスコミ各社が集まりキャンペーンを取材した。

<店頭看板も差し替え>
店頭看板も差し替え

すき家は4月15日から、従来の牛丼から肉を20%増量した牛丼並盛を350円で販売。ニューバリューをテーマに旧来品よりも60円価格を引き上げていた。

既存店客数は、4月が13.7%減、5月が10.7%減、6月が13.7%減、7月が11.2%減、8月は5.6%減となっている。

<メニューも切り替え>
メニューも切り替え

すき家のブランディング全般を担当する嵜岡竜治マネジャーは「客数が落ち込んでいる中で、もう一度、客数を取るためにキャンペーンを実施する。食欲の秋に向けて、新しい牛丼をすべての客層の方に味わってもらいたい」と語る。

<牛丼並盛>
牛丼並盛

嵜岡マネジャーは「4月の段階ではキャンペーンは計画していなかったが、7月の時点で、9月から10月に向けてのキャンペーンを計画していた。店舗のポスター、メニューなどの販促物、キャンペーン中の商品調達を含め、準備が必要な企画だ。他社のキャンペーンに対抗した企画ではない」という。

290円という価格帯については、「4月以前は290円で牛丼を販売しており、280円で販売していた時期もある。300円切る290円という価格が一番、お客さんになじみのある価格だと考えた。なじみのある価格設定とすることで、幅広い客層が取り込めると思う」と述べた。

ポスターには、4月15日にニューバリューを打ち出した時と同様のデザインを採用。ニューバリューを打ち出し、よりおいしくなった牛丼がお得に食べられる点を訴求したいという。

キャンペーンの売上目標は非公表だが、1年10か月前に、同様のキャンペーンを実施している。今回は、前回のキャンペーンを参考にした売上目標を立てている。

現在、定価の値下げは検討しておらず、今後のキャンペーンについても未定となっている。

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