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クレジットカードショッピング市場/2014年は9.6%増の約46兆円

2015年11月12日 / トピックス経営

矢野経済研究所は11月11日、クレジットカードショッピング市場に関する調査結果2015を発表した。

調査によると、2014年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は約46兆円(前年度比9.6%増)であった。

カード会社各社によるクレジットカードの稼働率向上への取組みに加え、EC市場の拡大によるクレジットカードの利用領域拡大や、公共料金分野のほか、学費や家賃の支払、冠婚葬祭などの生活関連分野での利用機会の拡がりにより、堅調に拡大している。

2013年以降、スマートデバイスを決済端末として活用する決済ソリューションが普及拡大している。従来、クレジットカード決済サービスを導入できなかった小規模事業者に加え、飲食店チェーンやレストランでのテーブル決済をはじめ、個人事業主や個人でも導入が増えている。

2014年以降、決済ソリューション提供事業者は、相次いで、IC化に対応した決済端末の提供を開始しており、加盟店も安価で簡単にIC化対応を進めていくことが可能になるため、IC化推進の機運が高まると考える。

2020年の東京オリンピック開催に向けて、訪日外国人観光客への利便性向上のためにキャッシュレス化推進の機運が高まることや、FinTech(フィンテック)関連のスタートアップ企業による新しい決済ソリューションの提供により、クレジットカードショッピング取扱高は拡大基調を維持していくとみる。

生活関連分野におけるクレジットカード決済の導入が引き続き拡大し、2020年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は、約75兆円に達すると予測する。

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