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三省堂書店/西武池袋に池袋本店をオープン

2015年12月04日 / トピックス商品店舗経営

三省堂書店は12月6日、西武池袋本店別館地下1階と書籍館地下1階~地上4階に「三省堂書店池袋本店」をグランドオープンする。

<三省堂書店池袋本店>
三省堂書店池袋本店

7月29日に地下1階のみを先行開店し、段階的に店舗をオープンしていた。三省堂書店本店機能を兼ね備えた約3300m2の書店には、装いも新たに約500m2(構成比約15%)の雑貨ゾーン(各階)、カフェ(1階)を導入する。

成瀬・猪熊建築設計事務所による環境設計では、「ミラー(鏡)」を思いがけない視覚的な体験を生む装置として、店舗環境に広がりを持たせた。

<フロア構成>
フロア構成

各階には、お客が偶発的に面白い書籍に出会える驚きの空間、企画編集ゾーンとして、新しい本たちとの出会い、三省堂書店の本のエキスパートが演出する企画編集コーナー「tanakanata
(たなかなた=棚彼方)」を全フロアに設置。

テーマを定期的に変え、ジャンルにとらわれないお薦め本300~500冊を展開する。

<totoa(トトア)>
totoa(トトア)

書籍館地下1階の児童書売場「totoa(トトア)=木や積み木を積み重ねるthingontopanotherの略」は、子どもが飽きない空間づくりを目指した。

「Hape」などドイツ製の木製玩具のほか、日本製の「オークヴィレッジ」の積み木などを展開。子どもだけでなくファミリーで楽しめるフロアとする。

<神保町いちのいち>
神保町いちのいち

別館地下1階と書籍館1階には、三省堂書店神保町本店ほかで好評の雑貨店「神保町いちのいち」を約70坪、2フロアで展開。

別館地下1階「贈~おくる~」では、ギフトに贈る好適品を、書籍館1階「彩~いろどる~」では、日々の暮らしを彩る日用品をテーマに、こだわりの雑貨・約2万点取りそろえた。

書籍館1階には、カフェ「神保町いちのいちノおふくわけ」をオープン。本や雑貨に囲まれながら、スペシャリティーコーヒーやスイーツとともに寛ぎの時間をすごせる空間で、書籍の持ち込みもできる。席数は15席、コーヒーは1杯380円から販売する。

<ARS LOCUS(アーズローカス)>
ARS LOCUS(アーズローカス)

書籍館3階には、アート系書籍コーナー「ARSLOCUS(アーズローカス)」を設置。ラテン語が語源で、「アートな場所」という意味のアート、デザイン系の書籍を集めたコーナー。

小部屋的な演出で、コーナーそのものもおしゃれな空間に仕上げた。デザインチックな雑貨約1000点も併売、専門店書を扱いながらも、誰にでも手に取りやすい美術専門コーナーを提案する。

<Naturalis Historia(ナチュラルヒストリエ)>
Naturalis Historia(ナチュラルヒストリエ)

書籍館4階には、博物系雑貨コーナー「Naturalis Historia(ナチュラルヒストリエ)」を展開。異彩を放つ空間で、知的好奇心を刺激する博物、鉱物、天体などの希.性のある雑貨1万を展開する。

<Reading Together(リーディングトゥギャザー)>
Reading Together(リーディングトゥギャザー)

また、多目的イベントスペース「Reading Together(リーディングトゥギャザー)」を設置。三省堂書店がおすすめする、作家のサイン会やトークショー、顧客参加型のワークショップなど多彩なイベントを実施できるスペースを設けた。

本を通していろいろなコミュニケーションのカタチをおすすめする。

店舗概要
所在地:西武池袋本店別館地下1階、書籍館地下1階~4階
営業時間:午前10時~午後10時
休日:西武池袋本店に準ずる
本の取扱数:約80万冊
雑貨の取扱数:約3万点
店舗面積:約3300m2
従業員数:120人

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