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住友商事、日新製糖/タイの砂糖メーカーに出資参画

2013年09月18日 / 経営

住友商事と日新製糖は9月17日、タイ砂糖製造販売大手のカセタイ社に出資参画すると発表した。

住友商事と日新製糖は、カセタイの創業家がカセタイへの投資を目的として設立した合弁会社に出資する一方、合弁会社はカセタイの株式を段階的に取得し、カセタイがタイ証券取引所への株式上場したのち、最終的に25パーセントを保有する計画。

住友商事と日新製糖は、合弁会社を最終的にそれぞれ25パーセント、5パーセント保有する計画で、両社の出資総額合計としては約26億バーツを見込んでいる。

カセタイはタイ北部ナコンサワン県、ウッタラディット県に製造拠点をもち、グループ合計でタイ 生産量の約10パーセント(1,000万トン程度)のサトウキビを集荷する同国第3位の製糖グループ。 

主力の砂糖製造事業に加えて、サトウキビの副産物を活用したエタノール製造やパルプ製造を行っており、今後はバイオマス発電事業も開始する。

両社は、ブラジルに次ぐ世界第2位の砂糖輸出国であり、成長著しい東南アジアの中心にあるという地理的優位性もあることから、タイを砂糖事業における戦略的地域と位置付け、トレードを中心に取り組んでいた。

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