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カゴメ/米種苗会社を子会社化、海外での品種開発など強化

2013年09月24日 / 経営

カゴメは9月20日、米国の種苗会社であるユナイテッド・ジェネティクス・ホールディングスを連結子会社化すると発表した。11月1日に、約20.3億円で同社の発行済み株式の70%を取得する。

同社はこれまで、国内においてトマト品種などの農業資源開発に注力してきたが、今後は海外での事業展開も加速する。

ユナイテッド・ジェネティクスは、米国を中心に、イタリア、チリ、インド、フィリピンの5か国に100%子会社の事業会社を持つ。

トマトをはじめとする野菜、フルーツの種子開発・生産・販売をグローバルに展開。売上の約4割はトマトに関連するもの。

販売地域は、欧州、中東、北米を中心に、アフリカの一部および北欧を除くほぼすべての地域。特に欧州での売上比率が高く、全体の売上の3割強を占める。

2013年6月期の売上高は2015万1000ドル(約20億1500万円)、営業利益は380万7000ドル。カゴメは中期的に、売上高3000万ドル、営業利益600万ドルの達成を目指す。

カゴメは手始めに、インドにおけるトマトの品種開発などで同社と協働する。

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