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伊藤園/大分県の茶園を200ヘクタールに倍増、全国で2000ヘクタール目指す

2012年11月21日 / 経営

伊藤園は11月13日、大分県で進めている茶産地育成事業を拡張し、同県内の茶園を200ヘクタールに倍増すると発表した。同社と大分県及び地元の各市との間で協定を結んだ。

同社は、個々の茶生産者との間で茶葉の契約栽培事業を行っているが、これとは別に、遊休地を活用して新たに茶園を造成する新産地事業を積極的に展開している。新産地事業では、地元の自治体や事業者が主体となって事業を進める。伊藤園は、生産のノウハウを提供し、生産された茶葉の全量を買い取る。

<大分県杵築市内に造成された茶園>大分県杵築市内に造成された茶園

大分県においては、2006年に県と地元の各市が伊藤園との間で100ヘクタール規模の茶園の造成で合意し、事業を進めてきた。このほど、この分の造成が完了する見込みとなったことから、新たに100ヘクタール分の造成で協定を結んだ。大分県における茶産地の育成事業は200ヘクタールに及び、都道府県の中では最大規模となる。

伊藤園の契約栽培事業、新産地事業を合計した茶園は全国で850ヘクタールに及ぶが、同社はこれを2000ヘクタールに拡張することを目指している。

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