資生堂/ドバイに合弁会社、富裕層ターゲット
2013年10月24日 / 経営
資生堂は10月24日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに、現地企業との合弁会社を設立し、同社化粧品の輸入販売を行うと発表した。
設立は年内を予定しており、資本金は350万ドル(約3.5億円)。資生堂の100%子会社が51%出資し、資生堂製品の代理販売を手がける現地企業が49%出資する。
新会社の社名は「資生堂ミドルイースト」。資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」の中東地域への輸入販売を行う。2014年1月から業務を開始する。
販売対象とするのは、UAEに加え、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、クウェート、オマーン、バーレーンの中東7か国。これらの地域は、世界有数の富裕層を擁し、市場の有望性が見込まれるとしている。
同地域において、資生堂は1997年以降、今回の合弁相手である「クリエーション・アレクサンドル・ミヤ・パリ・リミテッド」を代理店として「SHISEIDO」を販売してきた。
中東の高級化粧品市場では欧州系のフレグランス製品が主流とされるが、資生堂はスキンケア製品を中心に徐々に販売地域を拡大してきた。