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資生堂/インド子会社解散、中低価格帯ブランド「Za」販売終了

2015年11月17日 / 経営

資生堂は11月17日、インドにおける中低価格帯スキンケア・メーキャップブランド「Za(ジーエー)」の販売終了と連結子会社Shiseido India Private Limitedの解散を発表した。

同社は、2001年3月からインドで、現地代理店「Baccarose(バッカローズ)社」を通じ、高級百貨店を中心とするプレステージチャネルでブランド「SHISEIDO」を販売してきた。

2013年7月には、急拡大するインドの中間層に向けた化粧品の販売を目的として、Shiseido India Private Limitedを設立し、2014年4月より、「Za」ブランドの販売を開始。

「Za」ブランドは、販売開始から約1年半が経過したが、カウンター投資やカウンセリングなどの販売に伴うマーケティング投資が想定以上に嵩み、業績は当初立てた計画を下回っている。

事業を継続しても採算が取れる水準まで売上を拡大するには、かなりの時間を要することから、2015 年末にインド市場での「Za」ブランドの販売を終了。当該ブランドを輸入・販売するShiseido India Private Limitedを解散することとした。

今後、インドでは、プレステージブランド「SHISEIDO」を集中して育成・強化していく。

■Shiseido India Private Limited 概要
所在地:インド共和国マハラシュトラ州ムンバイ市
代表者:渡辺守
事業内容:化粧品の輸入・販売
資本金:5億5600万インドルピー
設立年月日:2013年7月4日
大株主・持株比率:資生堂100%保有

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