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明治/中国での粉ミルク販売を休止、12月メドに

2013年10月25日 / 経営

明治ホールディングス傘下で食品事業を手がける明治は、中国における粉ミルクの販売を一時休止する。

2010年の口蹄疫(こうていえき)発生や2011年の東京電力福島第1原発事故を受け、中国では日本産粉ミルクの禁輸措置が長期化している。

これに加え、原材料価格の高騰や外資系メーカーなどとの競争激化などで市場環境が悪化。中国における粉ミルクに関して、同社の2012年度売上高は、ピークだった2009年度の3分の1にまで減少した。

原発事故後の2011年7月以降、同社は中国において、オーストラリア製の粉ミルクを販売してきたが、足もとでの在庫が尽き次第、現地での販売を休止する。12月頃をメドにしている。

もっとも、禁輸措置が解除されたり、高騰している原材料相場が落ち着くなど市場環境が改善すれば、中国での販売を再開する考えだという。

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