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キリンビール/ローソンと開発した“女性向けアルコール飲料”が好調

2013年10月25日 / 経営

キリンビールは10月25日、ローソンと共同開発したアルコール飲料「キリン ROOMY(ルーミー)」の販売が好調だと発表した。

10月1日の発売から3週間で、すでに年間販売予定の5割を突破したという。年間販売予定は、約5万ケース(250ml×24本換算)。

<「キリン ROOMY しゅわしゅわ梅ソーダ」350ml、148円(税込)>
「キリン ROOMY しゅわしゅわ梅ソーダ」350ml、148円(税込)

「ルーミー」は、両社が“働く女性向け”のアルコール飲料として開発。その際、ローソンが展開する「Ponta(ポンタ)カード」データなどの分析結果を活用したことから、関心を集めていた。

<「キリン ROOMY とろ~り梅ピューレ」250ml、168円(税込)>
「キリン ROOMY とろ~り梅ピューレ」250ml、168円(税込)

ローソンの調べによると、好調さの背景には、「ルーミー」が“働く女性が飲みたいお酒”という開発目的に沿った商品になっており、新たな需要を創出できていることがあるという。

両社はこれまで、新たな顧客層の拡大という共通のテーマのもと、取り組みを進めてきた。

このなかで、働く女性の飲みたいお酒として、梅や杏などの果実を使った飲料へのニーズがあることがわかった一方で、果実酒の販売実績が伸びていないことが判明。

両社は、働く女性のニーズにこたえられる商品がコンビニエンスストアで売られていないとの仮説のもと、女性が手に取りやすいスタイリッシュなアルコール飲料として「ルーミー」を展開した。

調査からは、「ルーミー」に関しては、他の商品と比べて女性の購入比率が高いこと、購入時間帯の比率が仕事帰りの20時~22時で高いことなどがわかっているという。

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