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新潟県/長岡の酒造メーカーが発泡酒に誤って除菌剤混入

2014年01月10日 / 経営

新潟県は1月9日、長岡市の酒造メーカー「三景」が誤って除菌剤を充てんした発泡酒を出荷し、これを飲んだ客に吐き気やおう吐、胸焼けなどの食中毒症状が出たと発表した。

除菌剤が混入していたのは、三景の酒類製造施設「日本海夕陽ブルワリー」で2013年11月12日に製造された「サンセットピルス」330ミリリットル瓶(賞味期限2014年3月12日)。充てん機の除菌作業後、充てん機内に残留していた除菌剤の廃液を誤って製品用のビール瓶に充てんし、出荷していたという。翌年1月3日、県内の飲食店でこれを飲んだ男性客に食中毒の症状が出たという。

<「サンセットピルス」330ml>
「サンセットピルス」330ml

三景は、除菌剤が混入した状態で販売された可能性があるのは、ほかに一本のみとしているが、4日に、同一充てん機を使用した全製品の自主回収に着手した。回収対象となるのは297本。

県によると、1月9日の発表時点で232本が回収済みで、これらから異常は確認されていない。県は、10日~12日までの3日間、三景に営業停止処分を下した。

■回収対象商品
2013年11月12日製造の「サンセットピルス」330ml瓶(発泡酒)、「コシヒカリラガー」330ml瓶(発表酒)、「焙煎コシヒカリ」330ml瓶(発泡酒)

■問い合わせ先
新潟県長岡市寺泊野積107-225
株式会社三景 日本海夕陽ブルワリー
TEL:0258-75-4966

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