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カゴメ/植物工場手がける農業ベンチャー「グランパ」に3億円出資

2013年05月27日 / 経営

カゴメは5月27日、植物工場の開発・運営を手がけるグランパに3億100万円を出資し、相互連携することで24日に合意したと発表した。

グランパは、ドーム型植物工場「グランパドーム」を独自に開発し、円形水槽の自動スペーシングシステムによる葉菜類の高効率生産を行っている。

<グランパドーム>グランパドーム

<グランパドーム内部>グランパドーム内部

「グランパドーム」の施設製造・販売に加え、リーフレタスをはじめとする農産物や農産物加工品(カット野菜)の生産・販売事業も手がけており、新たな農業ビジネスモデルとして国内外で注目されているという。

今回の出資により、カゴメが生鮮トマト事業において確立してきた大規模施設園芸の栽培技術と、グランパのノウハウを融合し、日本における農業の成長産業化を目指すとしている。

両社が持つ栽培技術の情報を共有することで、ドームでの栽培期間の短縮、環境制御高度化による単位収量の増加、生育品目の拡大などを進め、生産野菜の原価低減と売上の拡大を目指す。

また、カゴメが持つ需給調整機能の活用可能性を検証し、効率的な受発注の仕組みをつくることで、販売ロスの削減につなげるとしている。

■株式会社グランパの概要
設立:2004年9月17日
本社:横浜市中区
払込資本金:9億100万円
出資比率:カゴメ33.4%
売上高:13億円(2012年度)
従業員:21名

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