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カネボウ/症状が回復しないケース、後遺症慰謝料相当を補償

2014年11月29日 / 経営

カネボウ化粧品は11月28日、ロドデノール配合製品使用による白斑様症状が発症し、回復しない場合、後遺症慰謝料相当の補償を実施すると発表した。

白斑様症状を発症している約4500人を訪問した結果、回復傾向が見られる方が41.2%、緩やかな回復傾向にある方は52.4%、発症時と比べて症状にあまり変化が見られない方が6.4%となった。

症状や回復状況等はさまざまで、補償対応についても種々の要望を踏まえて、長期にわたって回復傾向が見られないお客への補償内容を検討していた。

一定の時点においても症状が回復していない補償として、後遺症慰謝料相当の補償を実施することとした。

労災基準・裁判基準に基づいて補償するとして、12月より、現在においても大きく白斑様症状を発症されているお客から案内し、来年7月からは症状が残っておられるすべてのお客に順次案内する。

補償内容は、医療費・交通費、精神的慰謝料、休業補償に加えて、後遺症慰謝料相当の補償で、お客が希望し、かつ後遺症慰謝料相当の補償の対象となった場合は、精神的慰謝料・休業補償とあわせて和解時に支払う。

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