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ユーグレナ/取引先2社を完全子会社化、ユーグレナ食品の市場拡大めざし

2015年03月24日 / 経営

ユーグレナ社は3月24日、ユーグレナ機能性食品・化粧品の卸売などを手がけるユーキ(新潟市)とアート・コーポレーション(福岡市)の2社を簡易株式交換により、完全子会社化すると発表した。株式交換の実施は5月1日を予定している。

ユーキとアートの2社は、「ミドリムシのちから」というブランド名で、ユーグレナ機能性食品・化粧品の卸売事業などを展開している。ユーキは、ユーグレナ社の主なOEM(相手先ブランドによる生産)供給先の1社。そして、アートはユーキから仕入れたユーグレナ商品を全国の美容院、歯科医などに販売している。近年では、ユーキとアートの売上高の大半をユーグレナ商品が占めているという。

ユーグレナ食品の国内市場拡大をめざすユーグレナ社は、販促などに注力して自社ブランド商品の販売拡大を進める一方で、OEM取引先をグループ内に取り込み、垂直統合するためのM&A(買収・合併)の実施などを検討してきたという。

ユーキとアートは、1万3000店舗以上の販売店網を持つ大口のOEM取引先。両社がグループ企業となることで、ユーグレナ社は販売網や販売ノウハウを取り込むことが可能となる。さらに、物流・システムの統合による、コスト削減効果も期待できる。

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