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グーグル×ネスレ/アンドロイド最新OSの呼び名に「キットカット」採用

2013年09月05日 / 経営

グーグルは、次世代Android(アンドロイド)OSのコードネームに、ネスレのチョコレートバー「キットカット」を採用し、「Android KitKat(アンドロイド キットカット)」とすることを明らかにした。

米グーグルのサンダー・ピチャイ上級副社長が、現地時間3日に自身の「Google+(グーグルプラス)」ページ上で明かした。

<アンドロイドのマスコット「ドロイド」型の「キットカット」 グーグル アンドロイド専用ページより>
グーグルのマスコット「ドロイド」型の「キットカット」(グーグル アンドロイド専用ページより)

同日、ネスレも公式サイトで「アンドロイド キットカット」についてのリリースを出している。

アンドロイドOSは、最新バージョンが出るたびに、菓子の名前がコードネームとしてつけられるのが慣例となっている。

2009年のバージョン1.5が「カップケーキ」と命名されたのを手始めに、その後、主要なバージョンが更新されるたびに、「ドーナツ」「エクレア」「フロヨ」「ジンジャーブレッド」「ハニーカム」「アイスクリームサンドウィッチ」「ジェリービーン」と、アルファベット順にコードネームがつけられ、アンドロイドのコアユーザーの間で話題となってきた。

OSのバージョン4.4公開を前に、「K」で始まるコードネームとして、ネット上では「Key Lime Pie(キーライムパイ)」が有力視されていたものの、フタを開けてみれば、世界最大の食品メーカーであるネスレの人気商品に白羽の矢が立つ結果となった。

ネスレは、「アンドロイド キットカット」のリリースを記念して、アンドロイドのマスコットである「ドロイド」をパッケージに印刷したスペシャル「キットカット」5000万個超を日本や米国、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、インド、中東、ロシア、英国などの19か国・地域で発売する。

<スペシャル「キットカット」(米国版)>
スペシャル「キットカット」(米国版)

同商品の購入者は、「Google Nexus 7」タブレットや、グーグルオンラインショップ「グーグルプレイ」で使えるポイントなどが当たるキャンペーンに応募できる。

<キャンペーンの賞品となる「ドロイド」型の「キットカット」>
キャンペーンの賞品となる「ドロイド」型の「キットカット」

食品の世界最大手と“ネット界の巨人”の組み合わせは、各方面で注目を集めているが、複数の現地メディアが伝えるところでは、両社の間に金銭的なやり取りはないという。

もっとも、アンドロイド端末の普及が述べ10億台以上といわれるなか、OSの呼び名に商品名が使われることは、ネスレにとってブランド力の強化につながるはずだ。

一方のグーグルにとっても、アンドロイドのマスコットが印刷された菓子商品が各国の店頭に並ぶことには、大きな宣伝効果が期待できる。

■グーグルの「アンドロイド キットカット」ページ
http://www.android.com/kitkat/

■キャンペーンページ
http://nestle.jp/brand/kit/40thcampaign/present.html

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