味の素/グループ会社の生産機能を深センから香港に移管
2013年09月06日 / 経営
味の素冷凍食品は9月5日、味の素グループ傘下の深セン・アモイ・フーズが行っている冷凍食品の生産を同じくグループ企業であるアモイ・フードの香港工場に移管すると発表した。生産開始は9月。
生産ラインの機械化により、これまでの製品品質を維持しながら、生産性の向上も目指すとしている。
従来は、開発をアモイ・フードが、生産を深セン・アモイ・フーズがそれぞれ担い、販売の段階に至って再びアモイ・フードが担当するという複雑な形をとっていた。
これらの各機能をアモイ・フードへ一元化し生販一体運営を行うことで、海外事業における競争力をさらに強化する。
さらに、今回の移管によって、中国人民元から香港ドルなどへの為替変動リスクを軽減できるメリットもあるという。
アモイ・フードで生産した製品は、主要市場の香港に加えて、北米、豪州へも輸出する。
■新冷凍食品工場の概要
設備投資額:4500万香港ドル(約5.7億円)
敷地面積:敷地4600㎡
生産品目:点心類