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千趣会/大日本印刷などと「ぺたカタ」を開発、ベルメゾン・ラボで導入

2009年08月25日 / トピックス

千趣会と大日本印刷、大日本印刷の完全子会社のDNPデジタルコムは8月25日、紙のカタログにシールを貼るような感覚で、ウェブサイトのデジタルカタログに生活者の感想や意見を投稿できる「ぺたカタ」を開発したと発表した。

このサービスは、千趣会ベルメゾンネット内の研究サイト「ベルメゾン・ラボ」での次世代対応サービスの一環として同日から導入され、9月1日より大日本印刷からも一般向けにサービスを開始する。

ぺたカタは、複数種類のシールサンプルの中から好みのデザインのシールを選択し、デジタルカタログのページ上に貼り付け商品の感想などを書き込むもの。

シールの数は導入企業ごとに設定でき、短いコメントを簡単に書き込めるため一般的な商品レビューと比べ、より気軽に投稿できる。また、他の人のシールにも追記でき、生活者間での意見交換を行える。シールのデザインは導入企業ごとに用意され、テキスト入力を省略でき、貼るだけで意見を明示できるタイプなど自由に選択できる。

これらの機能で導入企業は、管理システムで集約した生活者の声をカタログ企画などのマーケティングに活かせるようになる。またデジタルカタログのページ上にシールを貼り付けて、コメントを書き込み共有するという楽しさで、他の通販サイトとの差別化が図られ、生活者の通販サイト利用の活性化が期待できる。

ぺたカタの販売は大日本印刷が担当。利用の際はデジタルカタログの企画・制作費のほか初期費用25万円と月額利用料3万円が必要となる。大日本印刷ととDNPデジタルコムは、「ぺたカタ」に、コメントを分析して重要なキーワードを表示する機能などの機能拡張を図り、大日本印刷では2010年度までに1億円の売上を見込む。

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