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矢野経済研究所/2009年のレディスインナーウェア小売市場8.1%減

2009年09月02日 / トピックス

矢野経済研究所は9月2日、7-8月の期間に実施したインナーウェア・レッグウェア市場調査の調査結果概要を発表した。

調査結果概要によると、2008年のレディスインナーウェア小売市場規模は6820億円(前年比5.9%減)で、2009年は6270億円(8.1%減)と予測されている。

ブラジャーなど主力のファンデーションが低迷し、レディスインナーウェア市場は伸び悩みが見られるが、機能性を追求したボトムや肌着などが支持されるなど、規模は小さいが一部で堅調な部分も見え始めていた。

しかし、昨秋以降の景況感の悪化は各社に打撃を与え、2009年の市場規模は更に落ち込むと見られる。商品面では、価格帯の見直しを進める一方品番の集約、売れ筋となる商品の供給体制の確立が重視される傾向にあり、販促活動でもシーズンごとの重点販売商品へ資源を集中させ、認知度アップを狙う傾向にある。

2008年のメンズインナーウェア小売市場規模は2500億円(3.1%減)。2009年は2320億円(7.2%減)と見られる。既存のベーシックインナーの低調は続くが、保温や速乾性などの機能素材を訴求したシーズン商品の需要が見られていた。

しかし、ことしの市場規模は落ち込みが予測されている。レディスインナーウェア市場同様に集約化、低価格化の傾向にあり、消費者に分かりやすい機能の訴求、価格帯の絞込みが進んでいる。特に素材の機能を打ち出した商品訴求が主流となりつつあるという。

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