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矢野経済研究所/国内POSターミナルは2008年に14万757台を出荷

2008年12月08日 / IT・システム

矢野経済研究所は12月8日、国内のPOSターミナル市場の調査報告書「2008年~2009年版 ストアオートメーション市場の実態と展望」の概要を発表した。ことし4月~11月の期間中に国内POSメーカー、レジスターメーカーなどを調査した結果をまとめたもの。

調査の概要によると、2007年度の国内POS市場は大規模なリプレースで17万3536台の出荷を記録した。国内POSターミナル市場は、1999年に導入されたY2K対応POSのリプレースが2006-2007年度にかけて実施されたため、出荷台数は大幅に増加。2008年度はこのリプレース需要の一巡、世界的な景況感の悪化から、出荷台数は14万757台(前年度比18.8%減)と大幅減に転じるという。

また、2009年度は13万6534台・581億6400万円、10年度は13万8992台・592億1100万円と台数が前後しながら推移するものと見られている。

一方、国内のセルフレジ市場規模はレジ業務の省力化を目的に、今年度は2450台、39億6500万円と大幅増が見込まれている。実験的に導入している企業も予想以上のコスト削減の効果を実感しており、導入店舗を大幅に増やす模様。

今後はGMS、食品スーパーだけでなくドラッグストア、コンビニエンスストアでも導入が推進されると見られ、09年度は6000台・54億円、10年度は7000台・5950億円、11年度は8000台め64億円と右肩上がりに導入が進むと予測している。

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