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JR東日本ウォータービジネス/売上3倍の次世代自販機を本格展開

2010年11月15日 / トピックス

JR東日本ウォータービジネスは11月16日から、東京駅の5台(2日間で設置)を皮切りに、次世代自販機の本格展開を開始する。
<マーケティング機能付き次世代自販機>20101116jrjihanki.jpg
2010年8月10日に、「おすすめ」機能を含めた高度なマーケティング頭脳を搭載した次世代自販機を、品川駅で2台を先行展開させ、本格展開に向けて、顧客の声の収集やコンテンツなどの改良を行っていた。先行展開を踏まえ、本格展開を開始するという。
2011年3月までに100台程度、2012年3月までに更に400台程度を、東京近郊のJR東日本エキナカで展開する。
次世代自販機の売上の状況は、通常の自販機の約3倍で、次世代自販機の前に行列(人だかり)ができる時間もあった。
先行展開から判明したマーケティングデータとして、メインユーザーは、20~30代男性で男女別の利用者比率は、男性が63%、女性が37%。男性の中では、30代が最も多く、次に20代が多かった。
メインユーザーの30代男性を中心に、飲用シーンを分析すると、30代男性の朝は、微糖/ブラックの缶コーヒーから始まる。30代男性の健康ドリンクは、朝は「リポビタンD」、夕方から夜は「オロナミンC」と「レッドブル」が多かった。
働き盛りの30代男性では、夕方から夜に甘めの飲料(果汁飲料、「カルピス」など)の飲用が増え、深夜には、ミネラルウォーターと「ポカリスエット」が急増することがわかった。
マーケティングへの活用として、11月16日発売「青森りんご100」を次世代自販機マーケティングデータから開発した。果汁飲料は、女性に好まれると考えていたが、男性が、夕方から夜に購入するケースも多いことが判明したため、男性が、夕方から夜に、小腹満たしに飲むと仮説しパッケージで本物感を強調した。女性だけではなく、男性にも訴えかける商品開発を目指した。

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