ショッピングセンター/2月の売上高1.1%増、飲食テナント好調
2018年04月03日 09:50 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が発表した2月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は1.1%増となった。
一部地域では大雪の影響も見られたが、土日祝日の合計が前年比で1日多かったこともあり、2月度の既存SCの売上高は、1.1%増となり前年を上回った。テナントは1.6%増、キーテナントは0.7%減となった。
テナントは前月(0.0%)から1.6ポイント改善した。
立地別・構成別の総合では、中心地域の総合は0.6%増、周辺地域の総合は1.3%増で、両者ともに前年を上回った。
百貨店を核とする地方のSCで苦戦が見られた中心地域・中都市のキーテナントは4.1%減となった。
立地別・地域別では、全9地域のうち、前年を下回ったのが北陸(6.4%減)と四国(2.1%減)の2地域で、残りの7地域は前年を上回った。
北陸は記録的な大雪の影響で営業時間を早めたり、物流が停滞したことによる品不足などにより売上が伸び悩んだ。
東北・中心地域は一部SCで昨年リニューアルのため閉店等があった反動もあり当月は13.2%増となった。
都市規模別では、政令指定都市の総合が1.2%増、その他の地域も1.0%増となり両者ともに前年を上回った。
前年を大きく上回った福岡市(7.8%増)は、昨年1月であった春節が今年は2月になったことによるインバウンドの影響もあった。
業種毎の販売動向をみると、好調との回答が多かった業種はテナントでは飲食、キーテナントでは生鮮食品となった。
一方で、月前半気温が低かったこともありテナント、キーテナントともに、春物衣料品の売上が伸び悩んだとの回答がみられた。
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