米ペプシコ/7~9月期は1%増益、ベトナムの飲料再編や為替が収入の重し
2013年10月22日 / 海外
米飲料・食品大手のペプシコが10月16日に発表した2013年第3四半期(7~9月期)決算によると、総収入は前年同期比1.5%増の169億900万ドル(約1兆6600億円)だった。為替変動や事業の買収・売却の影響を除外した実質収入は3.3%増。
主に、ベトナムで飲料事業の再編を行ったことが総収入を約0.5%分圧迫した。ペプシコは2012年10月、サントリーホールディングスとベトナムの飲料事業において資本提携を締結。サントリー子会社が、ペプシコのベトナム子会社に51%出資する形となった。
このほか、為替変動の影響が総収入を1%強押し下げた。
実質収入を地域別でみると、南北アメリカ大陸で食品・スナック事業を展開するペプシコ・アメリカズ・フーズ(PAF)は7%増。
南北アメリカ大陸で清涼飲料などを展開するペプシコ・アメリカズ・ビバレッジズ(PAB)は1.5%減。
欧州における両事業の実質収入は3%増だった。
アジア・中東・アフリカ(AMEA)は6%増。
ペプシコに帰属する純利益は1%増の19億1300万ドル。希薄化後の1株当たり利益は1.23ドル、同じく1株当たりコア利益は1.24ドルだった。
2013年通期について、1株当たりコア利益は、恒常通貨ベースで7%増の予想を据え置いた。
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