マルハニチロ/米子会社の資産売却で27億円の特別利益計上、通期利益予想を引き上げ
2014年12月22日 / 経営
マルハニチロは12月22日、水産物加工を手がける米子会社の固定資産と同社関連会社の出資持分を譲渡すると発表した。これにより、約27億円の譲渡益を特別利益として2015年3月期に計上することから、通期の利益予想を上方修正する。
米アラスカ州にスケソウダラ加工工場などを保有する子会社「ウエストワード・シーフーズ」(本社:ワシントン州シアトル)の一部工場と、フィッシュミール製造販売会社への出資持分を29日付で売却する。譲渡益は、2592万ドル(約27億4800万円)。
これを受け、マルハニチロは、通期の最終利益予想を従来の50億円から100億円に引き上げた。
一方、売上高は8500億円、営業利益は110億円、経常利益は100億円と、従来予想を据え置いた。