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小倉貿易/負債総額約100億円

2010年06月17日 / 経営

帝国データバンクによると、独立系専門商社の小倉貿易は6月15日に東京地方裁判所に自己破産を申請し、同日に破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約100億円。

小倉貿易は1917年12月に設立。パルプ、紙製品、天然繊維などを扱い、最近の事業比率は国内部門73.3%、貿易部門26.7%となっていた。

また、全国のマニラ麻輸入額の約50%のシェアを占めるなどマニラ麻の輸入業者としてはトップクラスだった。

貿易部門では製綱業界、製紙業界など400社内外を得意先にしており、2008年3月期の売上高は約204億3900万円だった。

しかし、世界的な不況で家電、自動車、建設業界向けの特殊紙の需要が落ち込んだほか、国内部門でも繊維部門が落ち込み、2009年3月期の売上高は約190億700万円となり、6月の決済が困難となったため今回の措置となった。

 

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