日本生協連／2010年の月平均消費支出は3.0％減の40万7737円

2011年03月29日／トピックス

日本生活協同組合連合会は3月29日、2010年「全国生計費調査」の速報を発表した。
給与所得世帯の収入は、前年同期比0.6％減と前年を割り込んだ。実収入（全モニター世帯）の月平均額は62万4213円（0.6％増）と前年並み。これは、退職金等の「その他の収入」が増加したため。
消費支出（全モニター世帯）は、3.0％減の40万7737円と減少した。特に「家賃地代」が11.4％減と、１割以上も減少した。
消費者物価指数が0.7％減と2年連続で前年を割るデフレ状況の中で、「食費」「被服費」といった支出も減少。「家賃地代」「食費」「被服費」の月平均支出額は過去10年で最低となった。
税金・社会保険料（全モニター世帯）合計は0.2％増。給与所得世帯では、社会保険は保険料の料率引き上げを受けて増加し、住民税は前年の収入減を反映して減少した。
調査対象者は、全国55生協の12か月連続提出組合員1411世帯、対象期間は2010年1月～12月。モニターの平均年齢は50.8歳、平均家族数は3.5人。
なお、最終的なまとめは、5月に報告書として発行する。
■2010年「全国生計費調査」速報http://jccu.coop/info/pressrelease/pdf/press_110329_01_02.pdf

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