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公取委/えびせんべい原料表示で石崎製菓に警告

2009年07月01日 / 商品

公正取引委員会は7月1日、石崎製菓(愛知県幡豆郡)に対し、商品のえびせんべいで景品表示法第4条第1項第1号に抵触する恐れがあるとして同社に警告したと発表した。

石崎製菓はえびせんべいを掲載した2種類のリーフレットで、2006年11月ごろ-2008年9月ごろ(2種類累計)の期間に、えびせんべいの原材料に三河湾で水揚げされたえびのみを使用しているかのように表示していた。

実際は複数の種類のえびせんべいの原材料に海外で水揚げされたえびのみを使用していたほか、商品名「大海老」のえびせんべいの原材料に海外で水揚げされたえびを一部使用していた。

ま、た商品名「磯の香り」のえびせんべいの原材料として一部に三河湾以外の地域で水揚げされたえびを使用していた。

これに対し石崎製菓は、自社ホームページ上で、内容としてはリーフレットに掲載したえびせんべいの原材料に、三河湾で水揚げされたえびのみを使用しているかのような表示だったが、「実際には原材料として使用したえびの一部に、国内の三河湾以外の地域で水揚げされたえびを使用している商品と、海外で水揚げされたえびを使用している商品があり、このリーフレットを見たお客様が誤認を受ける恐れがあるため今後このような表示を行わないよう指導を受けた」とユーザーに説明した。

問題視されたリーフレットは昨年10月の時点で全て処分したという。なお、原料として使用されたえびには愛媛県宇和島、瀬戸内海、バングラデシュ、中国で水揚げされたものが使用されていた。

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