伊藤忠、ユニー／資本・業務提携を正式発表

2009年10月22日／経営

伊藤忠商事とユニーは10月22日、資本・業務提携の覚書を締結することで合意したと発表した。

ユニーグループと伊藤忠商事グループは2006年1月に包括的な業務協力の覚書を締結し、食品流通分野に加えて繊維関連、日用品・雑貨関連などに対象を広げ協力関係を築いてきた。

ユニーと伊藤忠商事は、両社の保有する経営資源を有効活用することにより、企業価値の向上を実現できることが可能との結論に達した。提携対象分野をさらに拡大し、資本・業務提携に入ることを決めた。

具体的にはユニーの保有する店舗と顧客、商品開発機能と、伊藤忠商事の保有するグローバルネットワーク・調達・情報技術・物流ノウハウなどのリーテイルサポート機能とを有機的に結合し、共同取り組みを推進していく考えだ。

両社の協力・信頼関係を一層強固なものとするため、伊藤忠商事がユニーの株式を取得する。伊藤忠商事は2010年3月末までにユニーの発行済み株式の約3％を市場内か市場外で取得する予定。

提携対象分野は、商品開発・販売・調達、情報技術・物流関連業務、不動産開発・ディベロッパー業務、海外事業展開、食品残渣リサイクルの共同取組、商品・資材調達・商品開発の強化・コストダウンに向けた取組、農業事業共同検討、ディマンドチェーン構築に向けての共同取組、そのほか両社で合意した分野となっている。

商品開発・販売・調達、情報技術・物流関連業務、不動産開発・ディベロッパー業務については、2006年1月締結の業務協力分野であり、今回の合意により一層の強化を図る。

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