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CCC/売上14.5%減、営業利益15.1%減

2009年11月05日 / 決算

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が11月5日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高975億3700万円(前年同期比14.5%減)、営業利益64億2700万円(15.1%減)、経常利益68億4200万円(15.8%減)、当期利益39億1900万円(10.5%減)となった。

2008年9月にアイ・エム・ジェイが連結子会社から持分法適用関連会社となったことや、ことし5月にデジタルスケープの全株式を譲渡したことにより連結子会社ではなくなったことに加えて、CD・DVD販売をはじめとしたTSUTAYA店舗の既存店売上高が直営・フランチャイズともに伸び悩んだこともあり、売上高が減少した。

利益面については、アライアンス・コンサルティング事業は増益となりましたが、TSUTAYA直営事業とTSUTAYA FC事業、会員サービス事業が減益となったため、営業利益、経常利益ともに減益となった。不採算事業の見直しや整理を大きく進め、事業再編損などの特別損失を計上したことにより当期利益はほぼ1割減少した。

TSUTAYA直営事業の売上高は295億8800万円(12.0%減)、営業損失は11億3600万円(前年同期比9億3200万円の損失拡大)となった。CD・DVD販売の減少やレンタル売上高の伸び悩みに加えて、連結子会社であるすみやを含め一部店舗の譲渡や閉鎖を進めてきたことなどが要因。

TSUTAYA FC事業の売上高は507億5500万円(4.1%減)、営業利益は84億3600万円(7.5%減)だった。映像レンタルについては5月、6月、7月と前年同期比で100%を上回ったが、第2四半期連結累計期間では2%減となった。

音楽レンタルは、新作シングルの減少などの影響から前年割れが続いていたが、9月は9%増と25か月ぶりに前年水準を上回る結果となった。CD・DVD販売については、市場全体の落ち込みの影響もあり、20%超の減収となった。

総末端売上高前年同期比は、レンタル増減なし、CD・DVD販売23%減、書籍・雑誌販売2%増、ゲーム販売12%増、リサイクル販売13%増、全体では3%減となった。

フランチャイズ加盟店舗数の増加や新作ゲームソフトの発売などによりレンタル売上、書籍・雑誌販売、ゲーム販売、リサイクル販売は前年同期比で増収となったが、CD・DVD販売の落ち込みの影響が大きく、全体では減収となった。

通期の業績予想は、売上高1950億円、営業利益145億円、経常利益150億円、当期利益85億円の見通し。

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