ベスト電器／会長室、副会長室、社長室、経営企画本部を廃止

2010年03月01日／経営

ベスト電器は3月1日、機構改革を発表し、会長室、副会長室、社長室と経営企画本部を廃止し、営業本部と管理本部の2本部制にする。

社長が管理本部長、専務が営業本部長を兼務する体制に変更する。専務は新中期経営計画の実行責任者を兼任し、構造改革の推進・実行を担当する。

新中期経営計画を100％以上達成し、今後の営業戦略の見直しなどを中心とした構造改革を推進するため、新中期経営計画推進室を新設する。

また、創業精神と若手経営陣との調和、助言を得るため営業本部に商品部長や営業本部長の経験者を顧問として配置。

店舗支援と教育、店舗と本社間の調整、店舗と関連事業との連携などの全社的な構造改革を推進するため、特命事項推進室を新設。営業本部長直轄で、メンバーは店舗運営部と商品部長経験のある第一線級の現取締役3人とする。

営業副本部長は実務のトップとして店舗での販売を主眼に、他チャンネルの販売網を統轄する。さらに店舗、商品、販促の連動を図り、迅速性と総合力の発揮のため、若手取締役を登用する。

営業戦略部を営業本部長の補佐として移管し、ダイナミックな営業戦略の構築及び構造改革の徹底を図る。さらに、店舗とマネージメントとの距離を短くするため、従来地域ごとに設置していた4統轄部を廃止。商品部と販促部を統轄していたマーケティング企画統轄部も廃止する。

並行して店舗運営管理統轄部を新設し、店舗と商品と販売促進を連動させ営業全般のダイナミックな展開を図る。担当統轄部長は銀行出身で内部統制担当の執行役員を起用し、ガバナンスやコンプライアンスにも注力する。

このほか店舗販売サポート統轄部を新設し、今後の成長が見込めるオール電化事業部、法人営業部を統轄し、店舗での販売を支援すると同時に各事業の専門性を深耕する。

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