ベスト電器/3~8月は黒字転換で営業利益30億円
2010年10月14日 / 決算
ベスト電器が10月14日に発表した2011年2月期第2四半期業績によると、売上高は1671億100万円(前年同期比1.1%減)、営業利益30億8500万円(前期は5億4100万円の営業損失)、経常利益28億1200万円(4億6300万円の経常損失)、当期利益23億5200万円(19億8400万円の当期損失)となった。
新中期経営計画の事業戦略の一つである新しいスタイルの店舗「B!B」は、4月の八幡西店を皮切りに九州地区内で8月末までに12店舗を展開し、該当店の売上高は前年比30%増以上で好調な推移を示している。
オール電化事業では、7営業部制による現場実行力の強化およびオール電化専任者を全店に配置したことにより、主力商品の太陽光発電システムの売上は台数ベースで前年同期に比べ約5倍になった。
法人営業は、新たな法人先の開拓とソリューション部門の新設により前年同期比30%増以上の伸びを示している。既存店においては、売上高は前年同期比10%増以上を確保した。
ビックカメラとの業務・資本提携についても共同開発商品が304品目となり、粗利益率向上に寄与すると同時に、共同出資会社B&Bの3店舗も旧店舗と比べ売上高、客数ともに大きく伸長し、シナジー効果が現れている。
事業の種類別セグメントの業績をみると、家電小売業は、売上高はエコポイントと夏の記録的な猛暑の影響および新中期経営計画の事業戦略の推進などにより既存店が伸長したが、子会社さくらやの2月末の全店舗撤退により1347億4000万円(3.6%減)と減収となった。
営業利益は薄型テレビの特需を含め既存店の売上総利益が増加したため31億5800万円(前年同期営業損失1億1200万円)と大幅に黒字転換している。
家電卸売業は、ネット通販事業のストリームが牽引しエコポイント家電を中心に既存フランチャイズ企業における販売が増加し、売上高は279億3200万円(14.7%増)となり、営業利益は7億1000万円(5.0%増)と増収増益となった。
通期の業績は売上高3070億円、営業利益35億円、経常利益30億円、当期利益24億円の見通し。
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