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経産省/小売業向けの感染症流行の事業継続計画作成手引き策定

2010年03月10日 / 経営

経済産業省は3月10日、小売業者向けに今後の新型インフルエンザの再流行や、性質の変わった新型インフルエンザが発生する可能性に備えた新型インフルエンザ対策の普及を推進するため、小売業向け新型インフルエンザ対策「事業継続計画の策定・運用の手引き」を策定した。

この手引きでは、新型インフルエンザの必要な基本的知識と、事業継続計画の策定・運用過程を具体的な6ステップに分け、小売業者を検討例としながら解説している。

事業継続計画では、「感染予防策などを強化しつつ、ほぼ通常通りに営業する」レベル1、「商品・業務などを限定し営業する」レベル2、「一時的に店舗を閉鎖する」レベル3の段階を想定。ステップ1の「事業継続計画の基本方針の策定」から「危機管理体制の構築」、「感染予防策の検討と実施」など各段階の基本的な取組を解説している。

ステップ3の危機管理体制の構築では、職場で感染の疑われる者が発生した場合で、本社の危機管理本部長と危機管理本部対策事務局に店舗責任者などを通じて感染者の発生を報告するフローを作成する必要があるとしている。大規模感染が疑われる場合は保健所など社外にも連絡する。

■小売業向け新型インフルエンザ対策「事業継続計画の策定・運用の手引き」
http://www.meti.go.jp/press/20100310001/20100310001-2.pdf

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