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丸紅/独果汁大手と国内販売代理店契約、海外での共同事業も検討

2009年08月26日 / 海外

丸紅は8月26日、独ドーラーグループとの間で、日本国内での販売代理店契約を締結し、ドーラーグループが欧州、北米、南米、アジアに保有する工場で製造する濃縮果汁、果汁コンパウンド、果実系香料を日本販売することで合意したと発表した。

日本の消費者の嗜好のニーズに柔軟に対応できる原料調達体制を築き、果汁原料を安定的に供給する体制を確立する。国内の販売代理店契約を基軸に、アジア、オセアニア市場に進出する日本の飲料メーカーや現地の有力飲料メーカーに対して、果汁原料の供給を拡大していくなど、国内外でのドーラーとの共同事業を検討していく考えだ。

中期経営計画のなかで重点分野と位置付けている流通・トレード分野での食料戦略の一環として、果汁原料のサプライソースの拡充と商品開発の強化を目指していく。

ドーラーは、日本の果汁総輸入量の約1.5倍に相当する年間50万トンを取り扱っている。リンゴ、オレンジ、ベリー系、トロピカル系果汁コンパウンドをドイツ、オランダ、ポーランド、トルコ、アメリカ合衆国、ブラジル、中国など12か国の工場で製造。世界6か所に研究開発センターを保有し、果汁、炭酸、乳飲料などの清涼飲料とアルコール飲料のアプリケーション開発を行っている。

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